マッサージのコツ

マッサージのコツ

疲れている人を慮り、肩や背中をマッサージしてあげる人もいるでしょう。しかしすぐに自分自身の方が疲れてしまうことはよくあります。マッサージのプロでもない限り、長時間マッサージしてあげられないのは当然でしょうが、正しいやり方を少し学べば、もっと楽に誰かを癒せるのではないかと考える人もいるでしょう。揉み方はもちろんのこと、力加減等も素人には見当がつきません。特にマッサージの訓練を積んだわけでもないのに上手な人も中にはいますが、そういう人はごく少数の天才と言ってよいでしょう。ほとんどの人はマッサージのプロから、体のコリや疲れを取りのぞいてくれる、効果的なマッサージ方法を学ぶべきなのです。

マッサージ業界では常識なのですが、マッサージの最大のコツは、自分の体重を上手に利用することです。マッサージされる人がよく漏らす不満としては、「マッサージしてくれても、数分も経てば手や腕の疲れを訴えて休憩してしまう」といったものがあります。してもらっておきながらそうした不満を漏らすのもどうかと思いますが、気持ちは分からなくもありません。マッサージしてすぐに感じる疲れは、本人のポジショニングによるものです。マッサージに長けた人は、単に握力に任せているのではなく、立ち位置や体重使って、少ない労力でも効果的なマッサージを行っています。

マッサージのコツ 2

誰かをマッサージをする場面を想像して下さい。相手の隣に立ったり、隣に座ったりするよりも、相手より高い位置で構える方が効果的にマッサージできます。つまり相手が床に座っている場合はソファに座るべきですし、相手がソファに座っている場合は、その背後に立つべきなのです。

相手に寝てもらえる場合、マットやブランケットを敷いて準備しましょう。相手が座ることを希望する場合は、体を少し前に傾けてもらい、自分の体重をかけられるようにします。それからマッサージオイルを使う準備も怠らないようにしましょう。オイルを使わなければ余計な摩擦が発生してしまい、相手がそれに不快感を覚える場合があります。オイルやローションを使用すれば、自分も楽に手をすべらせることができます。初心者はオイルを相手の背中に付けてしまいますが、自分の手に付けることが大切です。体温でオイルやローションを温めるのも、相手に喜ばれます。

とにかく相手を傷つけないように心掛けることが重要です。その箇所が筋肉であれば、強く揉まれると痛みを感じます。圧迫も加減が大切で、強すぎると不快に感じます。具体的には、指を揃えることをお勧めします。圧力が分散され、筋肉を傷めにくいのです。意外に思われるかもしれませんが、マッサージは彫刻に似ています。彫刻の工程として土を捏ねるとき、柔らかくなるまでかなりの時間を要します。マッサージも同様です。本格的に揉む前に、時間をかけて相手の身体を温める必要があるのです。

マッサージのコツ 3

力加減が相手に合っているかは必ず聞きましょう。押されていると感じてもらいながらも、痛いと思わせてはなりません。人によっては強い揉み方を好みますが、その場合はさらに体重をかけてあげましょう。筋肉が硬くなっていれば、関節を使うのも有効です。マッサージすべきではない箇所もあるので頭に入れておきましょう。首の前面や上腕の内側、下腹部等は触らないようにします。揉み始めは柔らかく、左の肩から入って、手の平全体を使って体重を掛けます。右肩も同様に行ってください。

背中をマッサージする時のコツについてご説明します。手の平全体を使うのは肩を押す時と同様です。さする時は、親指の付け根の腹の部分を使うと上手に行えます。背骨に沿ってマッサージしますが、背骨自体は触らないようにします。筋肉を温めるため、徐々に下方に揉み解していきましょう。マッサージする人は、次第に前かがみになるはずです。手の平当てながら、ゆっくりと体重をかけると上手くいきます。最後にもう一度、手の平全体を使って優しく揉んであげましょう。
さて、セルフマッサージをする時はどのようにすればよいのでしょうか。マッサージは自分自身で行うこともできます。自分の筋肉の緊張を取り除くことは非常に大切です。体の部位ごとに説明することにしましょう。まず肩ですが、右肩であれば左手、左肩であれば右手を使います。要はマッサージしたい側の肩と逆サイドの手を使えばよいのです。やさしく押しながら、親指を首に沿って上げていきます。両サイドに同じマッサージを施します。騙されたと思って試してみましょう。次に手のマッサージについてですが、面白いやり方に、消しゴム付きの鉛筆を用いたものがあります。まずは手の平を上に向けます。鉛筆の端の消しゴムの部分を手の平に当てて押します。特に親指の付け根を押してあげるのが効果的です。円を描くように動かすのがポイントで、だんだん強くしていきます。反対の手を使ってもよいのですが、消しゴムの方が柔らかくて傷めませんし、片方の手で片方の手に圧力をかけてしまうと、左右の感覚が混在してしまい、正確に感得できなくなります。手首がすぐに痛くなる人は、ひじの方に向かって押すように伸ばしましょう。1日の空いた時間に何度でも試してみてください。