土地の風土や特色を表わす保存食

ヨーロッパの牧畜の盛んな国々では、家畜のお乳を使ったチーズやヨーグルトたくさん作られています。ヨーロッパ地方の中でも比較的冬の間、暖かな地方でも家畜に十分な牧草を与えることができないため、特に冬の厳しい11月12月頃には屠畜し、そのお肉を塩漬けにしたり、燻製にしたりすることで、ハムやソーセージなどを作る習慣があったようです。このように食べ物を確保することが困難な、気候や季節に保存食を作ることは、世界各地でみられることです。どのような保存食が作られているのか、その例をいくつかみていきましょう。

例えば干しぶどう、「干しぶどう」は皆さんがスーパーなどで気軽に購入できる食品であったりしますが、パンや、アイス、お菓子やケーキなどにも使われることの多い食材です。この干しぶどうも葡萄の実を乾燥させた保存食ということになります。多くの保存食の特徴としては、食品の持つ水分を乾燥させることで、長期間の安定した食品保存が可能となっているようです。食材から水分がなくなるということは、雑菌などの繁殖を防ぎ、微生物が食品を腐らせることができなくなるということに繋がるようです。

また、お塩やお砂糖の調味料を加える事も、防腐剤の役目を果たしてくれているようです。その他にも、お肉を干した「干し肉」、所謂、ビーフジャーキーと呼ばれるものや、また、「燻製した鮭」のスモークサーモンなど、あらゆる食材が保存食として、古来から世界各地で作られてきました。それぞれの気候風土や食文化を活かし、その土地々の特色や風土がよく分かるのが保存食ともいうことができそうです。

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